新聞の割り付けは、まず初めに紙面の隅、端、下に罫線で押さえたハコものを置き、レイアウトを決めます。レイアウトが決まったら、トップ記事を右上から左下に流しこみます。このようなレイアウトの基本的な方法を「押さえて流す」と言います。つまり、新聞のレイアウトはハコもので決まるとも言えます。

では、具体的にハコものの代表タタミとカコミについて見てみましょう。
タタミは罫線を引き記事を紙面の左右どちらかに寄せ長方形にまとめたものです。罫線は記事と記事を区別するための線で、行間ではなく1行分のスペースをとって引き、他の記事から独立した別記事として扱われます。

カコミは罫線で記事を囲んでしまうのでより独立性の高い存在になります。これらの記事の中では、3段を2つ割りにしたり、4段を3つ割りにする通し組みにして、流していく記事との違いを鮮明にします。また横書きにすることでも紙面にアクセントがつけられます。
ハコものの記事の中では、渡し組みという技法もよく使います。普通、紙面のトップから流していく記事は見出しを右側に置きその左側から本文が始まり左に読み進み、記事が見出しや写真など障害物に当たると一段下の右端に進み、何かを飛び越して読み進むことはありません。ところがハコものの中では、中央に見出しを置いて、その周りを記事が取り囲み、見出しを飛び越しながら読み進むようにレイアウトします。このレイアウトを渡し組みと言います。

また本文中に見出しやタイトルを割り込ませて字詰めを変える方法もあり、これをクミコミ(ワリコミ)と言います。
