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新聞作成のルールとポイント

新聞編集の特徴とレイアウト



「パーソナル編集長Ver.12」

バランスが大切

記事は紙面の50%?60%集めた記事を紙面に割り付けることを編集レイアウトと言います。新聞づくりは、最初に紙面全体の出来上がりのイメージがなければうまくいきません。

題字題字下見出し、写真、罫線などのスペースもあるので、本文の記事量は紙面の50%?60%程度にするとレイアウトしやすくなります。本文が長すぎると文字ばかりになり、また短すぎて情報が正しく伝わらなければ困ります。バランスを大切にしましょう。

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記事の順番

記事の順番縦書きの新聞は右上から読み始めるので、1ページ目の右上がトップ記事になります。

編集者が一番大事だと判断した記事をトップに置き、2番手はトップに続く中央から左下へ向かう記事、3番手は左上、4番手は右下となります。
しかし新聞は「隅から、端から、下からつくる」が基本です。

連載など定位置に置くもの、四角にまとめたハコものを周辺に置き、最後に右上から左下にトップ記事を流します。

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新聞は3度読ませる

リードと見出し読者が紙面を手にした時、真っ先に飛び込んでくるのが見出しです。

読者は見出しから何が書いてあるのかを知り読んでみたいなと感心を持つので、見出しは目立たなければ意味がありません。
次に読者はリード(前文)を読んで記事全体の概略、要約、または結論を知ります。そのためリードはトップ記事や長い記事につけると効果的です。

一般的にリードには通し組みという技法を使います。例えば、1段が11字詰めの基本組みなら2段以上を通し、字詰めを増やして(11字×2段は22字なのでそれ以上の字数)書きます。

リードの天地左右に空きを設ける、罫線で全体を囲む、罫線を行間に引く、書体を変えるなどの技法を使って「この記事は本文ではない、リードだ」ということをアピールします。
読者は見出しとリードに導入されて本文を読み、詳しい内容を知るのです。

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基本形は「押さえて流す」

押さえて流す新聞の割り付けは、まず初めに紙面の隅、端、下に罫線で押さえたハコものを置き、レイアウトを決めます。
レイアウトが決まったら、トップ記事を右上から左下に流しこみます。このようなレイアウトの基本的な方法を「押さえて流す」と言います。

つまり、新聞のレイアウトはハコもので決まるとも言えます。

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ハコものの代表、タタミとカコミ

タタミとカコミでは、具体的にハコものの代表タタミカコミについて見てみましょう。

タタミは罫線を引き記事を紙面の左右どちらかに寄せ長方形にまとめたものです。
罫線は記事と記事を区別するための線で、行間ではなく1行分のスペースをとって引き、他の記事から独立した別記事として扱われます。

カコミは罫線で記事を囲んでしまうのでより独立性の高い存在になります。
これらの記事の中では、3段を2つ割りにしたり、4段を3つ割りにする通し組みにして、流していく記事との違いを鮮明にします。また横書きにすることでも紙面にアクセントがつけられます。

渡し組みハコものの記事の中では、渡し組みという技法もよく使います。普通、紙面のトップから流していく記事は見出しを右側に置きその左側から本文が始まり左に読み進み、記事が見出しや写真など障害物に当たると一段下の右端に進み、何かを飛び越して読み進むことはありません。

ところがハコものの中では、中央に見出しを置いて、その周りを記事が取り囲み、見出しを飛び越しながら読み進むようにレイアウトします。このレイアウトを渡し組みと言います。

クミコミまた本文中に見出しやタイトルを割り込ませて字詰めを変える方法もあり、これをクミコミ(ワリコミ)と言います。



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